弥生時代中期(約2,200~2,000年前)を中心とした集落である。中期の初めころ(約2,200年前)の甕棺墓や木棺墓11基からは、青銅製の剣や戈、矛、多鈕細文鏡、玉類等の装飾品など多数の副葬品が見つかっている。付近からは弥生時代後期(約2,000年前)にいたるまで副葬品を持つ墳墓が見つかっており、この地域に安定して有力者が存在していたことが推測される。この他にも多くの甕棺墓が列をなすように造られており、現在公園でその様子を感じることができる。遺跡の東側では弥生時代で最大級の掘立柱建物も発見されており、有力者を祭る祭殿であった可能性も指摘されている。なお、吉武高木遺跡の出土遺物は国の重要文化財に指定されている。