堀川用水は、筑後川からの水を確保するために1663(寛文3)年に着工され、翌年に完成した大灌漑用水路である。用水は筑後川に造られた山田堰から、岩盤を刳り貫いて作られた水門を通じ流れ込み、朝倉市一帯の水田を灌漑している。また、菱野などの堀川上流付近では、土地の標高が高く、用水をそのまま利用できなかったために朝倉水車群が設置され、「菱野の三連水車」が特に有名である。水車は、現在も5年に1度新調され現役で活躍し続けている。