弥生時代の大規模な多重環濠集落で、低地の立地ということもあり、防衛と排水を兼ねたとみられる濠が幾重もの大溝(環濠)を有する。また、内濠で囲まれた集落の外側にも、住居等のまとまりの単位が見られる。発掘調査では、竪穴住居跡約300棟、掘立柱建物跡約150棟が確認されている。集落は、弥生時代中期から古墳時代前期に及ぶ期間存続しており、特に弥生時代後期に水濠に囲まれた大集落の様相であった。様々な木製品の出土が特徴的である。