龍国寺は、原田氏が平重盛の菩提を弔うため建立した寺院。昭和42年(1967)の本堂改修の際、須弥壇の下から発見された。像高46cm、ヒノキ材の一木造で、円頂に造り、眼をつり上げ、口許をしめて強い意志を感じさせる。胎内の墨書銘から至徳元年(1384)10月5日に造られたことが分かる。寺の記録では、足利義満が当像を寄進したとあり、足利政権と龍国寺との深い関わりを推察できる。