有形文化財 美術工芸品

大悲王院文書

よみがな/だいひおういんもんじょ
時代/鎌倉、南北朝、室町、安土・桃山、江戸
所在地/糸島市
【指定年月日】
昭和55年3月1日

雷山に営まれた当地方屈指の名刹千如寺及びその塔頭に伝世した文書群で、中世文書97点、近世文書396点からなる。千如寺は聖武天皇勅願により清賀上人が開山したと伝えられる古刹であるが、現在は塔頭である大悲王院を残すのみとなった。
中世文書は、鎌倉時代の鎮西探題、少弐氏、大友氏の同寺保護関係文書、建武政権下の雑訴決断所の召文、南北朝期の九州探題一色氏・斯波氏、足利直冬の文書、室町・戦国期の少弐氏、大友氏の関係文書が多く、極めて貴重である。
近世文書は、千如寺が仁和寺の末寺になった経緯を示す史料や福岡藩6代藩主黒田継高関係文書、血脈・印信・灌頂作法等の史料が残る。
中世から近世にかけての千如寺及び当地方の実態を知るうえでの根本史料である。

地図を見る