石神山古墳は全長58.5mの前方後円墳。明治44年に開墾中、阿蘇溶結擬灰岩製の舟形石棺3基とともに石人が1体発見された。石人は3基の石棺のうち最も大型の石棺の上に南面して立っていたと言われる。石人は阿蘇溶結擬灰岩製で、短甲を着用した武装円体石人である。石人は、顔面を破損しているが、衝角付胄を表現する。短甲は三角板鋲留式であり、草摺が付属する。赤色顔料で彩色されている。石人の名称で知られるものの内、最古の部類に属する。