鎌倉時代から続くとされる八幡古表神社に奉納される細男舞神相撲。現在4年に1回、8月6日の放生会で奉納される。昼間は沖合に繰り出した船上で、夜は境内の神舞殿で行われる。傀儡子は相撲人形22躰、御舞人形20躰、四本柱人形4躰、行司人形1躰からなり、重要有形民俗文化財に指定されている。大太鼓・笛・バチの囃子にあわせ、10番の神舞がある。ついで4本柱を守る四太夫・行司が出場、相撲が始まる。最初は勝抜き戦で、小兵の住吉大神が勝つが、住吉の神に五神が一度に飛びつく飛び掛り相撲、十柱の神が同時に押す押合相撲があり、住吉神の神威の大きさを見せる。日本各地に現存する人形芝居の源流とも評される。