県指定 天然記念物

明星寺のボダイジュ

  • 明星寺のボダイジュ
時代/その他  所在地/飯塚市明星寺826
【指定年月日】
平成8年7月指定

【公開等】
常時公開
問合せ先:飯塚市歴史資料館
(0948-25-2930)

ボダイジュは、寺院の庭などに植えられる中国原産のシナノキ科の落葉喬木で、枝分かれしてよく茂り、小枝には星形の細毛が密生する。本樹は、海抜100mの傾斜地にあり、周囲がスギ及びヒノキ林に囲まれ、南側は道路に接したところに生育している。隣接して生育する数本のスギに陽光を一部遮られていたが、その後、スギは伐採されて、十分に陽光があたるようになり、多数の萌芽枝が幹の基部や樹幹から発生している。樹高は、17.5mであり、これは福岡県指定の最高の樹高を示すボダイジュの19mについで2番目に大きいことになる。胸高周囲は幹が根元で分岐しているため、最大のもので1.13mしかないが、根元周囲は4.5mと大きい。平安時代に天台宗の寺として開かれ明星寺が衰退した際に、復興に携わった浄土宗第二祖聖光上人が立てた杖が、成長してこのボダイジュになったという伝説がある。

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