鹿毛馬神籠石は、標高20~80mと他の神籠石に比べて標高が低い丘陵に位置し、7世紀に築造された山城と考えられている。全長約2㎞にわたって、約1,800個の花崗岩の切石を土塁に沿って山腹に巡らせており、往時をしのばせる。西側の谷部では発掘調査の結果、暗渠を持つ水門の存在が確認されている。